我が家の通学タクシー利用の事件簿!

日常

我が家の超重度知的障害の自閉症児ギャンギャンの通学は基本、自家用車通学です。

ですが父親の夜勤明けや、早出出勤の日は諸事情によりタクシー通学しています。

ギャンギャンは基本流れる景色を見るのが大好きなので、車内ではウキウキ状態。座席に座ったままでお尻で飛び跳ねたり、「ウィイイイ~ッ!」と大きな奇声を出したりはしているみたいです。(タクシー運転手さん談)

1キロという短距離もあり、ほとんどの場合何もなく利用をできてはいます。

でも、毎回同じ運転手さんではなく、時には支援学校の敷地内に置き去りにされてしまい、運良く気づいた教職員さんに助けてもらったり。というトラブルに見舞われることもありました。

タクシー会社には文章でギャンギャンの特性や対処法などをお渡しはしているのですが。なにせ喋ることもできない自閉症児。運転手さんの対応次第でどうにでもなってしまいます。

2度大きくギャンギャン自身がやらかした事件もあります。

1回目は、タクシー車内でのおもらし事件です。ギャンギャンは24時間紙パンツ着用。自宅でも何かの拍子にパンツ内に排泄物がおさまらず、外に漏れ出す時もしばしば。この日も出かける直前にトイレに行き、新しい紙パンツをはかせてはいましたが。かなりオシッコがもれてしまい、タクシーのシートを濡らしてしまいました。

この時タクシー会社からは、7万円の請求が来ました。請求の内訳は、シートのクリーニング料が1万円。残りはそのクリーニングを行う間のタクシーが稼働していたら得たであろう売上の補填金額6万円でした。

嘘〜〜〜〜ん!!!!!となる大きな金額に驚愕の我が家。でもその時私の脳裏にひらめいたのは、大昔に掛けた「個人賠償責任保険」の存在!コレは個人またはその家族が、日常生活で誤って他人にケガをさせてしまったり、他人のモノを壊すなど、法律上の損害賠償責任を負った場合の損害を補償する保険であります。上息子が2歳ぐらいのときに、レストランに飾ってあった大人の身長ほどもある大きなツボを倒して割ってしまった時に(幸い処分しようと思っていたので。という理由で弁償は免れました。ありがたい温情処置でした)あわてて入った保険でした。

幸い、保険会社に連絡するとタクシー会社との交渉も行ってくれて全額支払いもしてくれました!本当に助かった!!!と安堵した事件でした。個人賠償保険は自転車事故などにも対応可能なことも多く、月々の掛金も300円前後が多いため、精神安定剤として入っておくことをオススメします!

もう一つの事件は、タクシーのドアをギャンギャン自身が開けてしまい、隣の車にいわゆるドアパンチをしてしまったことです。基本的に家の車ではギャンギャンはドアを自分で開けることはないのでこの時はなぜドアを開けたのか謎のままです。そしてドアパンチでは先程の個人賠償保険は適用されません。車の保険で対物対象になるそうです。

ここまで調べた時、「あああ。ついに今度は全額自費で支払いになっちゃうなぁ。おそらく」と思っていました。でもこの事件は支援学校の敷地内での出来事のため、支援学校側が全面的に対応しますので、ご両親は待っていてだけ下さい。とのことで待つこと1週間。ドアパンチはなかったことになるとのお知らせが。正直、疑問の多い事件でしたが10万円ほどの弁償は覚悟していたため助かりました。

このことがきっかけで、新たなタクシー会社を探し利用することになりました。

我が家のように自閉症のお子さんがいらっしゃったりするならばお守り代わりに「個人賠償責任保険」入っておくことをオススメします!

では今回も最後までお読み頂きありがとうございました!

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